※このサイトでは、アフィリエイト広告を利用しています

2025年1月の委託ボックス。

2021年6月から、大阪阿倍野にある大吉堂さんで、委託ボックスを借りて古書店の真似事をやっています。本日、棚を入れ替えたので報告です。22年から全然ブログに書いてなかったのですが、twitterでは棚の写真をアップしていました。今年からは真面目にブログで出品した本にまつわる話を書いていきたいと思っています。いつまで続くかわかりませんが、今のところ月に一度のペースくらいで棚の入れ替えを行っています。

現在、大吉堂さんに借りている棚は二つ。まずは一つ目。

今回の目玉はサンライズ作品のノベライズです。以前から積みっぱなしでいつかは読まなきゃと思っていましたが、昨年末からダグラム・ザブングル・ゴーグと読んで、年明けにイデオンを読みました。読み始めたときから、この1月に出すつもりだったのですが、年明けヤフオクでアニメノベライズまとめて51冊を落札して、その中に今回出すつもりの作品があったので、手元には同じ作品が残ることになりました。今回の反応を見て、また出品するかもしれません。

これらのノベライズの中でどれがおすすめかと聞かれたら、ガンダムは未読なので除いて、イデオン、ダグラム、ザブングル、ゴーグの順番でしょうか。この4作品はブログに感想を書いたので、そちらも読んでいただけると嬉しいのです。イデオンはアニメも含めて文句なしに面白い。ダグラムはアニメ自体が長いのでノベライズはダイジェスト的ですが、主人公の青春ものと見ればよくできていると思います。ザブングルはアニメとちょっと違った展開でSF的な面白さがあり、こちらも好きです。ゴーグはアニメに忠実なノベライズで、アニメ自体が私の評価が低いので、ノベライズも同じくといったところです。

もう一つ面陳列している、大澤めぐみ『おにぎりスタッバー』もおすすめ。ライトノベルらしからぬ1ページ内の文字の量に最初は驚きましたが、女子高生の一人称で自分語りのようにマシンガントークで綴られており、飄々としたユーモアも感じられて、大変面白いです。個人的には新井素子『あたしの中の……』の衝撃に近しいものを感じました。

奇書を紹介しているtwitterアカウント、奇書が読みたいアライさん(@SF70687131)の同人誌『このライトノベルが奇書い!』でも取り上げられていて、奇書好きなら一度は読んでみるべし!です。

棚の後ろ側には富士見ミステリー文庫作品が並んでいますが、もうずっと動いていないのでそろそろこのあたりは引く予定です。

二つ目の棚。

今回こちらに新たに加わったのは、富士見ミステリー文庫後期の代表作、新井輝「ROOM NO.1301」。

【富士見ミステリー文庫を読む】新井輝『ROOM NO.1301』 全15巻を読む
さて、久々の【富士見ミステリー文庫を読む】です。今回は新井輝の『ROOM NO.1301』本編11巻...

こちらでも書いたように、00年代における異端の名作恋愛ラノベと思っております。

それ以外では、清水義範「魔獣学園」もおすすめ。Amazonのレビューに「涼宮ハルヒの憂鬱」の元ネタなんて書かれていますが、新卒教師が赴任したクラスには超能力者、異星人や未来人に加えて、狼男にミュータントはてはスーパーウーマンがいて、これらが入り乱れて巻き起こすドタバタユーモア作品です。また、菊地秀行の単巻作品二つもおすすめ。80年代作品は、今となっては古臭く感じるかもしれませんし、若干の読みづらさもありますが、これらの作品があってこそ90年代、00年代とラノベの拡大があったわけで、古典として読んでみるのも一興だと思います。

タイトルとURLをコピーしました