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ライトノベルのアンソロジーを調べる その1【電撃文庫編】

先日、古本屋さんでちょっと珍しいかもしれない電撃文庫のアンソロジーを見つけました。手にとって見るとバーコードの付いていない雑誌の付録として作られたもの。amazonなんかでは流通していないけど、ヤフオクやメルカリではそれなりに流通しているものでした。

でも、ライトノベルでアンソロジー自体が珍しいなと思い、アンソロジーがどれくらい出版されているのか調べることにしました。

アンソロジーにも色々

ライトノベルでアンソロジーは珍しい、と思っていたのですが、調べてみると結構あるようです。3つの大きな流れがあって、ひとつはシェアード・ワールド・ノベル。これは富士見ドラゴンブックなんかに多いのですが、TRPG作品の世界を舞台にして複数の作家が作品を書いたもの。富士見ドラゴンブックの「ソード・ワールド」や、ファンタジア文庫の「蓬莱学園」、角川スニーカー文庫の「妖魔夜行」なんかがあります。

2つめは特定の作品(ゲームや人気ラノベ)を元にした、2次創作のようなアンソロジーです。これらはどちらかというとファン向けに作られたような印象で、元の作品を知らないと楽しめないのではないか? という疑問が常につきまとい、なかなか手を出しづらいですね。ファミ通文庫にはゲーム作品のアンソロジーが多数ありますし、MF文庫Jに「僕は友達が少ない ゆにばーす」などがあります。

3つめは文庫未収録の短編や人気のシリーズの描き下ろし短編を集めたもの。記念的に発売されたものが多いです。「ザ・スニーカー100号記念アンソロジー」や「ファンタジア文庫25周年アニバーサリーブック」など。

これらの3つは、世界やキャラクターをあらかじめ知っている人向けという特徴があります。ゲームをプレイしたことがある人や作品をすでに読んでいる人が楽しむという前提なのでしょう。

今回はそういったものではなくて、あらかじめ作品の世界観やキャラクターを知らなくても楽しめる、特定のテーマを設定してまとめた作品を調べてみました。どうやらこのタイプがライトノベルでは珍しいようです。

第1回目は電撃コラボレーションの作品を紹介します。

電撃文庫コラボレーション

この記事を書くきっかけになったのが、電撃コラボレーション作品です。もともとは雑誌「電撃hp」の企画。電撃文庫創刊15周年記念として、2008年に『まい・いまじね~しょん』『MW号の悲劇』『最後の鐘が鳴るとき』の3企画が文庫化されました。その後『電撃文庫MAGAZINE』では「まるごと1冊“電撃文庫”」として、アンソロジー企画がそのまま付録になったのが5作品あります。

※読んだ上でおすすめ度を星で入れてみました。気になった作品があれば、ぜひ読んでみてください。

まい・いまじね~しょん

はじまりは、一枚のイラストだった…。手紙を手にして背中あわせで佇む少年と少女。この、西E田の描いた一枚のイラストからすべてがはじまった。電撃作家11人と、イラストレーター6人に依頼されたのは、「このイラストから想起された物語を、文章・イラストで紡ぎ出す」というかつてないもの。果たして、いかなる物語が紡ぎ出されるのか…?「電撃hp」で好評を博した人気企画「電撃コラボレーション」、待望の文庫化第一弾。

発売日:2008年8月

収録作品
ラブレターズ / うえお久光
先生かく語りき / 時雨沢恵一
恋のフレーズは紙一重!? / 上月司
恋愛のカミサマ / 有川浩
代理戦争とその人選における諸問題 / 中村恵里加
僕とあなたの天体観測 / 五十嵐雄策
SMOKING CHAIN / 有沢まみず
タカチアカネの巧みなる小細工 / 柴村仁
守ってくれる? アダムスキー / 古橋秀之
シンデレラ / 岩田洋季
クランクはいつもアップアップ / 成田良悟

1枚のイラストから想起される物語を集めたアンソロジー。450pのボリュームながら、それぞれの作家の個性が楽しめ一気に読むことができます。お題となる手紙を持った男女のイラストから、恋愛モノがやはり多いです。周囲にいる宇宙人・宇宙船をどう絡めるかが、作家の腕の見せ所。

恋愛モノ以外にもホラーあり、コメディあり、巨大ヒーロー物のパロディあり、メタ的な作品ありと、バラエティに富んだ内容です。

オススメ度:4.0

※電子書籍化されていますが、前後編で分冊になっています。

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MW号の悲劇

6月18日午後9時、南洋を航行中の豪華客船・MW号を異変が襲った。静寂を劈いてけたたましく鳴り響く悲常ベル。それは事件が事件を呼ぶ、波乱の幕開けに過ぎなかった―。さまざまな思惑と陰謀が渦巻き絡まり合う、MW号の運命は…!?「電撃hp」で好評を博した「電撃コラボレーション」、幻の通販本「電撃h」「電撃p」に掲載の短編も大量収録してお贈りする、電撃コラボレーション文庫化第二弾。

発売日:2008年9月

収録作品
MW号だよ! びんかんサラリーマン!! / おかゆまさき&とりしも
残酷劇の夜 / 渡瀬草一郎
DIVE TO BLUEI / 三雲岳斗
MW号専用掲示板 「ウィー・アー・オン・ボード!」 / 時雨沢恵一
万年すだれ禿係長小保多喜八郎の冒険 / 有沢まみず
蟻塚と500人の海賊 / 成田良悟
Les Aventures ~冒険者たち~ / 近藤信義
HERO / 藤原祐
内藤君と水野君の場合 / 在原竹広
Sisterhood / 岩田洋季
MW号の命題 / 谷川流
「魔法のランプ」 航海日誌 / 成田良悟
応答せよ! びんかんサラリーマン! / おかゆまさき

お題は『舞台は6月18日午後9時、異変を生じた南洋上の豪華客船MW号。必ず織り込むべき言葉は「タコ」「電撃」「30」』のみ。沈みゆく豪華客船を舞台に悲喜劇が描かれます。お題が限定された舞台になるので難しかったのか、前作に比べるとやや物足りない印象です。

オススメ度:3.0

※電子書籍化されていますが、前後編で分冊になっています。

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最後の鐘が鳴るとき

廃校になることが決まったMW学園、その最後の卒業式の日。学園をめぐるさまざまな謎と怪奇が目を醒まし、事件が事件を呼び起こす。そして、最後の下校の鐘が鳴るときに『何か』が起こる―!?ラブあり、ミステリーあり、ヘンタイあり!?さらには文倉十による『狼と香辛料』学園パロディ「学園ホロたん」コラボ文庫バージョン、秘密の上遠野浩平スペシャルエッセイも緊急参戦!とことん豪華に賑やかにお届けする、コラボ文庫化第3弾。

発売日:2008年10月

収録作品
学園ホロ・MW学園編 / 文倉十
ハルカワくんと人体模型 / 壁井ユカコ
カガミのムコウ / 渡瀬草一郎
M/W・二枚のメダル / 三上延
MW学園の崩壊 / 佐藤ケイ
スケッチブック / 片瀬優
天使は飛行船の夢を見るか? / 柴村仁
NICE GAY / 有沢まみず
謎のその先に / 鎌池和馬
卆形式 ~マヨイガハレルヒ~ / 成田良悟

MW学園、その最後の卒業式の日が舞台。舞台や時間帯が同じで各作品のキャラがリンクしていることから、別々の短編作品を集めたものというより、連作短編集の色合いがより強いと感じました。『MW号の悲劇」もそういう傾向がありましたが、こちらのほうがより作家間の連携がつよいです。執筆陣が豪華で、ハズレ無しの内容。

カバー裏に上遠野浩平のスペシャルエッセイ「蛇足──又は、魂を売り渡すことについて」が掲載されています。

オススメ度:4.0

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4月、それは──××××

「4月、それは──」に続く言葉を考えてタイトルとし、そこから湧き上がったイメージを作品にすべし、というミッションに、電撃文庫の豪華作家・イラストレーター陣が挑んだ!! 果てしないほどにオリジナリティーを求める魂の競(狂)演! 絶対保存版の1冊を心ゆくまで堪能せよ!!

電撃文庫MAGAZINE2009年5月号の「まるごと1冊“電撃文庫”」付録。現在は電子書籍で読むことができます。

収録作品
4月、それは──旅の始まり 花 / 時雨沢恵一
4月、それは──永遠のかなたの国 檸檬の終末 / 古橋秀之
4月、それは──わたしの嫌いな月 地上の翼 人の翼 / 鈴木鈴
4月、それは──寿命。 僕の小規模な奇跡 / 入間人間
4月、それは── きっかけの季節 Run! Girl, Run! / 柴村仁
4月、それは── 多感な季節 わたしが恋したNGINNE / 壁井ユカコ
4月、それは──桜舞い散る季節 とある馬と桜の物語 / 佐藤ケイ
4月、それは──変化の季節 マトリョーシカ / 来楽零
4月、それは──地球侵略の季節 春のうららの地球侵略 / 渡瀬草一郎
4月、それは──いつか来る春 サエズリ図書館のサトミさん。 / 紅玉いづき
4月、それは──嘘の季節 4人の親友 / 藤原祐
4月、それは──死にたくなる季節 電話の向こうの虚偽と真実 / 中村惠里加
4月、それは──眠気漂う季節 俺とサランラップと春眠暁を覚えずな彼女 / 水瀬葉月

お題は『「4月、それは──」に続く言葉を考えてタイトルとし、そこから湧き上がったイメージを作品にすべし』とのこと。縛りが厳しくないので、バラエティあふれるアンソロジーになっています。好みの分かれるであろう作品はあるもののハズレ無しの作品集です。今回も執筆陣が豪華です。

正式に文庫化された3つの企画よりも1作品あたりのページ数が少ないので、作家数は多いですが、サラッと読むことができます。

私のお気に入りは、「4月、それは──変化の季節 マトリョーシカ / 来楽零」です。多重人格を絡めた恋愛ネタで、過去のトラウマと新しい出発を描く、まさしく4月の物語だと思いました。登場する2人の関係性も良いです。

オススメ度:5.0

電撃コラボレーション『4月、それは──××××』を読んで【ラノベ・アンソロジー】
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サンタクロースを見た

クリスマスイブで盛り上がるとある街で「サンタクロースを見た」ことから始まる5つの事件が描かれる。それぞれの個性が光るストーリーは心に残ること間違いなし! 聖夜に訪れる、優しい、笑える、切ない、スリリングな、暖かな――珠玉のストーリーをあなたに。

電撃文庫MAGAZINE2012年1月号の「まるごと1冊“電撃文庫”」付録。現在は電子書籍で読むことができます。

収録作品
恋愛と幼女の分岐点 / 蒼山サグ
とある童貞のクリスマスイブ / 沖田雅
ワルキューレの奇行 / 竹宮ゆゆこ
クリスマスM&A / 土橋真二郎
勇者の帰還 / 志村一矢

お題は「サンタクロースを見た」という書き出しで始まることと、「小学生」「魔法」「ツンデレ」「ゲーム」「たらこ」の5つキーワードを使うことです。

お題だけ見るともっと自由にできるはずだと思うのですが、作家同士の打ち合わせで、話がリンクするようにしたためか、同じ舞台、同じ時間帯の似たような物語になっています。もちろん各作家趣向を凝らして、テイストの違う作品に仕上がっているのですが、ぶっ飛んだ作品がないのが残念です。

『MW号の悲劇』『最後の鐘が鳴るとき』と似たタイプで、連作短編集が好きな人には向いているかもしれません。

オススメ度:2.0

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終わらない夏を終わらせる五つの方法

「終わらない夏」を過ごす少年少女の物語を、新進気鋭の電撃文庫作家たちが紡ぐ。

主人公たちが胸に秘める「やり残した 想い」とは? 枯れないひまわりを咲かせる、 美しき夏の魔術師の真意は――。ひとつのコンセプトをもとに描かれる、五つの異なるストーリー。作家たちが拡げるイマジネーションの世界を、心ゆくまで堪能せよ!!

電撃文庫MAGAZINE2013年9月号の「まるごと1冊“電撃文庫”」付録。電子書籍化はされていません。

収録作品
プロローグ
エキストライニング / 蝉川タカマル
ガール・アンド・マーダー / 兎月山羊
たんたんたぬこ / 茜屋まつり
非行計画 / サイトーマサト
アトラスの夢 / 宇野朴人
エピローグ

お題は「終わらない夏」を過ごす少年少女の物語で、主人公たちがやり残したことを取り戻す話です。キーとなる人物として表紙に描かれている夏の魔術師が登場します。

野球、陸上、ロッククライミングとスポーツを題材にした物が多いのが特徴です。ライトノベルでは意外とスポーツ物が少ないので、これは珍しいと言えるかもしれません。特に現在、『七つの魔剣が支配する』(略称「ななつま」)で人気の、宇野朴人が描くロッククライミング小説「アトラスの夢」は、読み応えがあって迫力満点の作品です。

「なぜ夏が終わらないのか」という疑問に切り込む作品がなかったのは残念ですが、「やり残した想い」や「過去のトラウマ」を乗り越えることをテーマにした、アンソロジーの良作です。

オススメ度:4.0

電撃コラボレーション『終わらない夏を終わらせる五つの方法』を読んで【ラノベ・アンソロジー】
さて、今回は電撃コラボレーションの『終わらない夏を終わらせる五つの方法』を読んだ感想です。 こ...

フユコイ ―彼女たちの言えない事情―

学内一の美少女と同居する少年、彼女に関する噂が気になる少年、美少女ゲームのヒロインに恋する少年、クラスメートが「殺し」のターゲットとなってしまった暗殺者の少年!? 彼らが見たヒロインたちの秘密とは? 同じクラスの4組の男女がおりなす恋愛青春群像劇。

電撃文庫MAGAZINE2014年1月号の「まるごと1冊“電撃文庫”」付録。現在は電子書籍で読むことができます。

収録作品
ゆきのはな / 岩田洋季
ヒミツな彼女の脱がせ方 / 上月司
量産型彼女、初春レイ / 御影瑛路
アサシンズ・ダイアリー / 時雨沢恵一

お題は、「ヒロインに隠された1つの秘密」をテーマにした冬の物語。

4作品中、前2作品がストレートな恋愛モノで、後ろ2つはライトノベルらしい、ちょっと特殊な設定の作品。どの作品も安定の出来で、楽しんで読めました。ただ作品数が4つというのが、ちょっと物足りないかなと。

4作品の中では、時雨沢恵一の「アサシンズ・ダイアリー」が1番楽しめました。電撃コラボには、時雨沢恵一か成田良悟がどちらかが必須だなと改めて思うのです。

オススメ度:3.0

電撃コラボレーション『フユコイ ―彼女たちの言えない事情―』を読んで【ラノベ・アンソロジー】
さて、今回は電撃コラボレーションの『フユコイ ―彼女たちの言えない事情―』を読んだ感想です。 ...

七人の時雨沢恵一

「本日より一月後の四月十日までに、これから先の時雨沢を支える新シリーズのアイデアを一つ持ってくること」
時雨沢より、時雨沢各員へ。

作家、時雨沢恵一をなす者たちへ送られた新たな指令。そう、実は、あの「時雨沢恵一」は一人の人物ではなかったのだ。いま明かされる「時雨沢恵一」の正体とは!? そして、彼らはいかにして新たなアイデアを捻り出していくのか?

電撃文庫MAGAZINE2015年5月号の「まるごと1冊“電撃文庫”」付録。電子書籍化はされていません。

収録作品
資料の話 -Very Useful- / 和ヶ原聡司
フルスイング・シック・ガールズ / 木崎ちあき
時雨沢恵一になった日 -Is it a Black?- / 聴猫芝居
敵は時雨沢 / 九岡望
シグサワケイイチ / 甲田学人
とあるOLの独白 / 夏海公司
時雨沢オン・ザ・ラン / 成田良悟

お題は、「時雨沢恵一のひとりとなって、新シリーズのアイデアを持ってくる」というもの。時雨沢恵一の一員としての設定と物語を考えなければならない、トリッキーなお題です。

各作者大変だったろうなというのが、素直な感想です。作家が作品を考えるというパターンが3つあって、やはりこういう形にしないと物語が作りにくいんだろうなと。

その点、九岡望「敵は時雨沢 」と甲田学人「シグサワケイイチ」の2つは、主人公を特殊な設定にしたうえで、それぞれSF的ホラー的飛躍を見せてくれて、非常に楽しめました。

全体としてはそこそこ楽しめましたが、内輪受けっぽい作品はちょっと苦手です。それにしても各作品から時雨沢恵一という作家は、膨大な資料を持っている人ということなのかな。

オススメ度:3.5

電撃コラボレーション『七人の時雨沢恵一』を読んで【ラノベ・アンソロジー】
さて、今回は電撃コラボレーションの『七人の時雨沢恵一』を読んだ感想です。 こちらの作品はもとも...

電撃学園RPG文庫

各作品の特別編が収められたもので、今回のアンソロジー調査のコンセプトから外れますが、こういうのもあるということで載せておきます。

『電撃学園RPG Cross of Venus』の主人公とヒロイン・春日井キズナが通う電撃学園。この学園を舞台にして、電撃文庫の“あの”キャラクターたちが作品の枠を越えてクロスオーバー出演!

操緒と奏がゲームについて対談、 図書室ではドクロちゃんが桜くんを撲殺、夜の学園を裕人と春香が探検!? さらにホロとロレンスがついに店を持ち、首無しライダーが学園に迷い込み、フィアや柚島が各作品のキャラクターたちと出会ったりと学園内では色々な出来事が起きて―。そのほかにも時雨沢恵一が贈る『ゲームの国』、 竹宮ゆゆこが贈るにぎやか高校ライフなどなど豪華執筆陣で贈る“永久保存版” 夢のコラボ小説!

電撃文庫創刊15周年記念企画で、ニンテンドーDS用ゲームソフト『電撃学園RPG Cross of Venus』の予約特典。電子書籍化はされていません。

各作品の特別編が収録されている。
キノの旅 -the Beautiful World-「ゲームの国 -Save Your Life!-」/ 時雨沢恵一
乃木坂春香の秘密 / 五十嵐雄策
撲殺天使ドクロちゃん / おかゆまさき
C3 -シーキューブ- / 水瀬葉月
世界平和は一家団欒のあとに / 橋本和也
アスラクライン / 三雲岳斗
狼と香辛料 / 支倉凍砂
デュラララ!! / 成田良悟
とらドラ! / 竹宮ゆゆこ

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